医療保険

医療保険に三大疾病の保障は必要か?

日本人の死因の上位である、がん・急性心筋梗塞・脳卒中からなる三大疾病。
大きな病気で、治療にかかる日数や治療費もどのくらいかかるのかわからないこともあり、心配される方も多いのではないでしょうか。
医療保険を選ぶ際に、特約としておすすめされることもある三大疾病に関する特約ですが、保険料が割増になることもあり「本当につけた方がいいのか?」と迷ってしまいますよね。どういった病気なのか、三大疾病保障でどういうカバーできるのかを紹介していきます。

■もくじ(ページ内リンク)

三大疾病はどんな病気?治療期間や費用は?

三大疾病特約のおもな保障内容

三大疾病保障の必要性は?

三大疾病はどんな病気?治療期間や費用は?

三大疾病とは、
・がん(悪性新生物)
・急性心筋梗塞
・脳卒中(脳梗塞、脳出血、くも膜下出血)
のことを指しています。他の病気と比べて入院が長期化しやすく、医療費も高額になることから警戒されており、日本人の死因として上位を占めているのが特徴です。

死因 死亡数 死亡総数に占める割合
1位 悪性新生物 368.103人 28.9%
2位 心疾患 196.925人 15.5%
3位 肺炎 119.650人 9.4%
4位 脳血管疾患 114.207人 9.0%
5位 老衰 75.389人 5.9%

※出典:厚生労働省『平成26年 人口動態統計』

統計データを見てみても、およそ53.4%と半数以上の方の死因となっています。
特にがんなどは「遺伝する」とも言われていますが、がんになってしまう実際の原因は遺伝の他に、ストレスや食生活、運動不足のほかに喫煙などの不摂生によって患う生活習慣病であり、誰でもなる可能性のある病気です。

三大疾病にかかってしまうと高額な治療費がかかってしまいます。治療にかかった費用は高額療養費制度を利用することによって、自己負担額をある程度抑えることもできますが、治療方針によっては先進医療を勧められることも考えられます。先進医療は保険適用外のため、高額療養費制度の申請ができません。なお、入院期間が長くなってしまったり、療養中は仕事を休まなければならないため収入が減り、出費が増えてしまうのは大変なストレスになってしまいます。
統計データからも分かるとおり、三大疾病は決して他人事ではありません。リスクをどのように回避するかが、万一の事態からご自身や家族を守るためには必要です。

生活習慣病に備える医療保険とは?のページで三大生活習慣病での平均入院日数なども確認していただけます。

三大疾病特約のおもな保障内容

三大疾病に関する保障では、一般的に「三大疾病により所定の状態になられたときに給付金をお支払いします」という表現で記述されていますが、「所定の状態」をご存知ですか?

【三大疾病特約の厳しい給付条件】

がんには、初期のがんである「上皮内新生物」と、進行した「悪性新生物」などの区別があり、現在の新しいがん保険では、すべてのがんをカバーしている商品も多くありますが、以前の商品では健康診断などで早期発見されるような初期のがんでは保険の給付が出ないものも多数あります。

急性心筋梗塞での所定の状態とは「保険期間中に急性心筋梗塞を発症し、初めて医師の診察を受けた日から60日以上、労働の制限を必要とする状態が継続したと医師によって診断されたとき」
労働制限とは、軽い家事等の軽労働や事務などの座業はできるが、それ以上の活動は制限を必要とする状態が継続しているという意味合いです。

脳卒中の所定の状態とは「くも膜下出血、脳内出血、脳梗塞を発病し、初めて医師の診察を受けた日からその日を含め60日以上の言語障害、運動失調、麻痺などの後遺症が継続したと診断されたとき」

上記のような条件を設定している保険会社が多いです。こういった条件があると該当要件がかなり狭いことがわかりますね。ただし、給付条件は保険会社によって異なりますので、三大疾病特約を検討されている方は、保険会社ごとに必ず適用要件を確認しましょう。

【保障内容】

上記のような状態になったら、一時金として50万円~200万円程が保障として支払われるケースが多いです。
まとまった保険金がおりることにより、貯蓄を崩すことなく、治療費の他に家族の生活費や付き添いによる交通費や宿泊費、ウィッグ代などの雑費にも充てることもできます。

その他にも三大疾病のための保障としては、入院給付金が上乗せされる保障や、三大疾病のときには1入院での日数限度が無制限になるなどの保障もあり、保険料払込免除特約が付いていれば以後の保険料が免除となる商品もあります。

また、がん保険に関しては、在宅療養で通院をしながら治療をしていくことが増えてきたため、がん通院特約を付帯することができる商品も多くあります。
通常の医療保険の通院よりも保障日額が大きく、現代のがん治療に合わせた保障内容になっているので、一時金とあわせて頼れる保障です。
ただし、早期発見による上皮内がんも保障範囲に含まれる保険商品であることが肝心です。

【三大疾病を主契約として備える商品も】

最近では、主契約として三大疾病に備える商品も増えてきています。
三大疾病と診断された場合に一時金として受け取れるものや、がんの場合では放射線治療・抗がん剤などによる治療に対して給付金がおりるものなど保障のしかたもさまざまです。

特約を付帯して好きなようにアレンジすることも可能ですが、どれもこれもと付帯していくと保険料がアップしていくため、お守りとして加入するのであれば、最低限の必要な保障だけをシンプルに割安で持つという選択肢もあります。

三大疾病保障の必要性は?

三大疾病はどれも大病ではありますが、早期発見で治療により日常生活に戻れることもあれば、障害や麻痺などが残って働けなくなり治療が長引いてしまうなど病症は人それぞれです。

前者のように回復することができる範囲で収まれば、健康保険や入院保険、高額療養費を活用して、乗り切れるのかもしれません。しかし、後者のように今後の人生が変わってしまうほどの重い症状になってしまったときには、少しでも今後の生活費や治療費の足しにしてほしいという思いから、三大疾病保障特約は作られたのかもしれませんね。

長期的な治療はやはり高額になってしまいます。保険は本来もしものためのお守りであり、お金のかかる可能性の高いところへ保険をかけるものです。各保険会社の受給要件なども確認し、保険料が負担にならない範囲であれば付帯することも検討されてみてはいかがでしょうか。

医療保険をご検討の方は生命保険比較サイト「i保険」医療保険ページをご覧ください。

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この記事を書いた人

奥寺 佳彦

株式会社アイ・エフ・クリエイト

日本FP協会認定ファイナンシャルプランナー(AFP)