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がんの発症のしくみと再発・転移

私たち日本人に多く発症し、死亡率が高いとされているがんは、一体どのようなことが原因で発生し、なぜ転移や再発を起こすのでしょうか。
がんになる要因やがんの種類・特徴など、がんのメカニズムについて確認しましょう。

がんのメカニズム

がんは、以前までは「遺伝する病気」と言われることもありましたが、現代では普段の生活での不摂生から起こりうる「生活習慣病」として認知されるようになりました。
ウイルスによる感染から発症するケースもありますが、多くは普段の生活の中での要因が長い年数をかけて蓄積され、年齢が上がるとともにがんを発症してしまうケースです。
がんになりやすい主な習慣として、以下のようなことが挙げられます。

  • 喫煙する習慣のある方
  • アルコールやコーヒーの摂取量が多い方
  • 高脂肪・高タンパク質など食事が偏りがちな方
  • 肥満・高血圧な方
  • ストレスの多い環境の方
  • 特定のウイルスに感染している方  …など

特定のウイルスとしては、肝炎ウイルスによる肝臓がんや、ピロリ菌による胃がん、ヒトパピローマウイルス(HPV)による子宮頸がんなどがこれに該当します。

不摂生な習慣が日常化してしまうと、数年や数十年の時間をかけて少しずつ体に負担を強いられ、がん以外にも高血圧や心筋梗塞といったさまざまな生活習慣病を引き起こす原因となるため、決してがんに限った要因ではありません。
生活習慣が乱れることで、子どもであっても生活習慣病にかかる場合もあることから、決して特別な病気などではなく誰にでも発症する身近な病気なのです。

がんの分類

がんを示すときに、「がん」「癌」「腫瘍」「肉腫」といった種類があり、何が違うの?と疑問に思う方もいらっしゃるかと思います。
どれも同じ悪性腫瘍を指していますが、がんが発生する部分によって分類されているようです。

がん(悪性腫瘍・悪性新生物)
造血器 固形腫瘍
癌腫(癌) 肉腫
白血病、悪性リンパ腫、
骨髄腫、など
肺がん、乳がん、胃がん、
大腸がん、子宮がん、卵巣がん、
喉頭がん、咽頭がん、舌がん、など
骨肉腫、軟骨肉腫、横紋筋肉腫、
平滑筋肉腫、線維肉腫、脂肪肉腫、
血管肉腫、など

例えば「癌」の場合は、臓器や器官などを覆う表面組織である上皮細胞からがんが発生し、浸潤していくものを指しています。肺がんや胃がんといったがんは、こちらに分類されます。
骨や筋肉などから発生するがんでは「肉腫」、血液のがんと呼ばれる白血病などは「造血器のがん」と分けられます。
そういったすべてを総称して「がん」や「悪性腫瘍」と呼ばれているのです。

そしてがん保険などで目にすることのある「上皮内新生物」「悪性新生物」でも分類されることがありますが、大きく違う点は「転移するかしないか」ということです。

「上皮内新生物」は、がん細胞が上皮内(粘膜層内)にとどまって浸潤していない初期のがんで、転移の心配もないことから比較的軽いがんとして認識されています。
「悪性新生物」は進行し、基底膜を超えて他の組織にまで浸潤しており、リンパや血液によって他の部位へも転移している可能性があります。
上皮内であればすぐに治療を受けることによりほぼ完治することが可能であり、どちらの状態なのかによって治療としての期間や難易度も異なりますので、がん保険ではこの2つの保障を区別することがあります。

がん細胞の発生

人間の体の細胞は、絶えず分裂することによって、どんどん新しく生まれ変わっています。
がん細胞はその正常な細胞に傷がつくことにより発生した異常な細胞であり、時間をかけて増殖し、やがては小さな腫瘍となって現れてきます。

それぞれの持つ免疫の働きが十分に発揮されれば、がん細胞を死滅させて本格的ながんに発展することを防ぐこともできますが、長年にわたるさまざまな要因によりがん細胞が打ち勝つことで発症してしまいます。

がん細胞は異常な増殖を続けて数を増やし、周囲の大切な組織を壊して機能障害を引き起こし、血液やリンパの流れに乗って体のあちこちに転移しながら、次から次へと新しいがん組織を作り上げてしまうのです。

そしてがん細胞は正常な細胞から栄養分を奪って成長していきます。そのため栄養が行き渡らずに、体はどんどん衰弱して進行していってしまいます。

このように正常な細胞から異常な細胞に変わるため、全身のどこの部位であってもがんは発生してしまうのです。

がんの特徴

がんは細胞が変異して起こる病気であり、その特徴は以下のことが挙げられます。

  1. 新陳代謝などの周囲の状況を無視して勝手に増殖していく
  2. 初期の段階では自覚症状がないことが多い
  3. 最初の発生器官(原発巣)から周囲へ拡がり、他の部位へも飛び火する
  4. 正常な細胞から栄養を奪い、体が衰弱していく
  5. 周囲の組織を壊して機能障害を引き起こす
  6. 身体中の機能が衰えることにより(末期がん)死に至る

早期発見により治療を行えば、改善し生存も可能なのですが、初期の段階では自覚症状がないことから、発見が遅れて重症化してしまう危険性が高い病気でもあります。
日常での生活習慣を見直し、定期的な検診を欠かさないことが、とても重要になります。

がんの再発や転移

がんは再発や転移をしやすいという性質をもっているため、治療後にも注意が必要な病気です。

再発

再発とは、初回の治療で完全に取り除かれずに目に見えないほどの小さながんが残っていて、他の器官へ転移してしまう場合や、一旦は治療により縮小したがんが再び大きくなる場合なども含めて、再発といいます。
そのため、手術などにより治療が完了した後にも、再発や転移を防ぐために抗がん剤を使うことで、根絶を目指します。

転移

転移とは、がん細胞が最初に発生した部位(原発巣)から血管やリンパ管に入り込み、血液やリンパ液とともに流れて別の部位へ移動し、そこで二次的に増殖することをいいます。
主な種類として、原発巣付近に移る「局所転移」や、原発巣付近のリンパ節に移る「領域転移」、または原発巣より離れた場所に移る「遠隔転移」などがあります。

よく起こるケースとしては、リンパ液の流れが集まるリンパ節への転移や、血液の流れが豊富な肺・肝臓・脳・骨などへの転移というもので、こういった経路で転移したがんは部位に関わらず、原発巣と同じ性質を持っていますので、最初に発生したがんに対する抗がん剤と同じもので治療をする必要があるのです。

がんによる死亡率

次に、がんによる死亡するリスクを見ていきます。
統計による数値では、男性のがんによる死亡率は26.2%、女性のがんによる死亡率は17.7%となっています。男性では4人に1人、女性では6人に1人の割合で死因となっているようです。

<全年齢にみる累積死亡リスク>2021年データ

部位 生涯がん
死亡リスク(%)
何人に1人か
  男性 女性 男性 女性
全がん 26.2% 17.7% 4人 6人
食道 1.0% 0.2% 98人 429人
3.2% 1.6% 31人 63人
結腸 2.1% 2.1% 47人 49人
直腸 1.1% 0.6% 88人 157人
大腸 3.3% 2.7% 30人 37人
肝臓 1.9% 0.9% 53人 110人
胆のう・胆管 1.2% 0.9% 87人 106人
膵臓 2.2% 2.1% 45人 47人
6.2% 2.5% 16人 39人
乳房(女性) 1.7% 60人
子宮 0.8% 129人
子宮頸部 0.3% 303人
子宮体部 0.3% 322人
卵巣 0.6% 173人
前立腺 1.6% 61人
甲状腺 0.1% 0.1% 1286人 707人
悪性リンパ腫 0.9% 0.7% 110人 145人
白血病 0.7% 0.4% 153人 247人

年齢別・男性

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.0% 0.0% 0.1% 0.2% 0.4% 1.6% 5.3% 13.4% 26.2%
10歳 0.0% 0.1% 0.1% 0.4% 1.6% 5.3% 13.4% 26.3%
20歳 0.0% 0.1% 0.4% 1.5% 5.3% 13.5% 26.3%
30歳 0.1% 0.4% 1.5% 5.3% 13.5% 26.4%
40歳 0.3% 1.4% 5.2% 13.5% 26.5%
50歳 1.2% 5.0% 13.4% 26.6%
60歳 4.0% 12.7% 26.4%
70歳 9.6% 24.8%
80歳 20.0%

年齢別・女性

現在の年齢 10年後 20年後 30年後 40年後 50年後 60年後 70年後 80年後 生涯
0歳 0.0% 0.0% 0.1% 0.2% 0.6% 1.7% 3.9% 8.0% 17.7%
10歳 0.0% 0.0% 0.2% 0.6% 1.7% 3.9% 8.0% 17.7%
20歳 0.0% 0.2% 0.6% 1.7% 3.9% 8.0% 17.7%
30歳 0.1% 0.5% 1.6% 3.8% 8.0% 17.8%
40歳 0.4% 1.5% 3.7% 7.9% 17.7%
50歳 1.1% 3.3% 7.6% 17.4%
60歳 2.3% 6.6% 16.7%
70歳 4.5% 15.0%
80歳 11.8%

国立がん研究センターがん情報サービス「がん登録・統計」(人口動態統計)

しかし、がんの部位によっては「生存率」の高いがんも存在していて、前立腺がんや子宮がんの他にも、皮膚がんや甲状腺がんなどでも、治療により高い確率で完治するがんも存在します。
難しいがんであってもステージ(病期)が0や1に近いほど「その後の5年生存率」は高くなってきますので、やはりどの部位であっても検診による早期発見が重要になります。

まとめ

がんと聞くと、治癒が難しく怖いという印象が強い病気ですが、必ずしも重病となるわけでも余命宣告されるわけでもなく、正しい知識をもって生活改善や早期治療を行うことが最も大切です。
年齢や部位または進行度によっても異なりますので、情報としての生存率は参考程度に見るように留めておき、しっかりとご自身の身体や病気に向き合っていきましょう。

監修者情報

監修者

林田 憲治

(2級ファイナンシャル・プランニング技能士/株式会社アイ・エフ・クリエイト)

『お客様へ寄り添った案内』をモットーに、
スタッフ一同、親切・丁寧に分かりやすくご説明させていただきます。

掲載している情報は記事更新時点のものです。最新の情報と異なる場合がありますのでご注意ください。

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