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医療保険の選び方

「医療保険」とひとことで言っても、商品によって保障内容がさまざまで選択肢が多いため、どの保険を選んだらいいか迷ってしまいますよね。まずは、医療保険を選ぶにあたって、医療保険の基本的なしくみや特徴を整理しておくことが必要です。

そもそも、医療保険とは?

病気やケガで「入院」したり、「所定の手術」を受けた場合に給付金が支払われる保険です。
主に、「入院給付金」と「手術給付金」が保障の中心で、それ以外の保障の有無や保障内容は各商品ごとに異なります。

「所定の手術」の種類に関しては保険会社ごとに異なります。

入院給付金とは?

簡単に言うと、「入院」することで支払われる給付金です。
「入院1日につきいくら」という定額での保障となり、それに入院日数を掛け合わせた金額が支払われます。最近では、平均入院日数が短期化しているため、「日帰り入院」から保障の対象となる保険会社もあります。

病院と一般診療所の平均入院日数の推移

  • 各年9月1日~30日に退院した者を対象とした。
  • 平成23年は、宮城県の石巻医療圏、気仙沼医療圏及び福島県を除いた数値である。

厚生労働省「平成29年 患者調査」

しかし、治療処置を伴わない検査のための入院や人間ドック、出産(正常分娩)のための入院などは給付金の対象外となります。

また、1入院に対して保障される日数や通算入院日数には限度があり、商品によっても異なりますので予め確認が必要です。

全ての「入院」が入院の対象となるとは限りません。

手術給付金とは?

病気やケガで「所定の手術」を受けたときに支払われる金額です。
手術の内容に関わらず、所定の手術を受けた場合に「一律10万円、20万円」などと定額で給付金が支払われる商品と、手術の内容に応じて10万円、20万円、40万円など支払われる給付金が異なる商品があります。
手術の内容に応じて給付金が異なる商品は、主契約である「入院給付金日額」の「何倍」という設定で給付額が決められています。

「所定の手術」の種類に関しては保険会社ごとに異なります。

医療保険に付けられる特約にはどんなものがあるの?

医療保険に付けられる特約は、主に4つあります。

先進医療特約

健康保険制度が適用されない先進医療にしっかり備えたい方向けの特約です。
先進医療を受けられた時の技術料が支払われます。

女性疾病特約

女性特有の病気の保障を手厚く備えたい方向けの特約です。
女性特定疾病による入院や所定の手術の際に給付金が支払われます。

がん入院給付金

がんの入院もしっかりカバーしたい方向けの特約です。
がんで入院した場合、主契約に上乗せして入院給付金が支払われます。

三大疾病治療一時金特約

「がん」「急性心筋梗塞」「脳卒中」の三大疾病に手厚く備えておきたい方向けの特約です。
三大疾病の治療を目的として入院を開始されたら三大疾病治療一時金をお支払いします。

保険会社によって取扱いの商品や、特約の名称は異なります。

医療保険のタイプは2つ

1. 終身保険

保障が一生涯継続する保険を終身保険と呼びます。
途中で更新がないため保険料は契約時からずっと変わりません。保険料の支払いには「有期払い」と「終身払い」があります。

有期払い

保険料を一定の期間に限定して支払います。
終身保険であれば、払込が終了した後も一生涯保障は続きます。払込期間を短くするほど、保険料の払込総額は少なくなりますが、毎回支払う保険料は終身払いより高くなります。

終身払い

保障を持っている限り支払いが継続します。
有期払いよりも毎回支払う保険料は安くなります。

こんな方におすすめ!

保険料は一定で保障は一生涯の終身保険。
病気やケガのリスクが高まる高齢になっても保険料が変わらないので、安心して長く保険をかけたい方におすすめです。

2. 定期保険

保障が10年、20年などの一定期間の保険です。
年齢が若いと保険料は割安ですが、年齢とともに保険料は上がるので更新ごとに保険料がアップします。

こんな方におすすめ!

こどもの教育費や住宅購入費など、何かと家計への負担が多い“年齢が若い時期”に一定期間の医療保障が必要な方におすすめです。

医療保険選びのチェックポイント

それでは、実際に医療保険を選ぶときにどのような点にポイントをおいて選ぶのがいいのでしょうか。
医療保険にはさまざまな種類があり、商品によって保障内容が異なります。下記の6つのポイントをチェックして、自分にぴったりの保険を見つけましょう。

  • 入院給付金日額の目安

    自己負担費用の増加などで、1日あたりの入院時の自己負担平均額は増加傾向にあり、入院1日あたりの平均自己負担額は23,300円といわれています。入院時の状況によってかかる費用は異なりますが、入院1日あたり10,000円の保障を目安に準備しましょう。

    • 治療費・食事代・差額ベッド代に加え、交通費(見舞いに来る家族の交通費も含む)や衣類、日用品などを含む。高額療養費制度を利用した場合は利用後の金額。
    • 過去5年間に入院し、自己負担費用を支払った人(高額療養費制度を利用した人+利用しなかった人(適用外含む)」

    <生命保険文化センター「生活保障に関する調査」/令和元年度>

  • 保障期間

    長生きの可能性があること、高齢になるほど医療保障の必要性が高まることを考えると、終身保障が安心です。

  • 保障される病気・ケガの種類は?

    医療保険は病気やケガを保障対象としています。がんで入院したときの保障を手厚くしたい人は、「がん保険」への加入を検討しましょう。

  • 何日目から入院は保障されるか?

    日帰り入院から、1泊2日以上の入院で1日目から、5日以上の入院で1日目からなど、入院何日目から給付金が支払われるかは、医療保険ごとに異なります。医療技術の進歩により、入院日数は短くなる傾向がある昨今、日帰り入院から保障される医療保険のほうが安心です。

  • 1回の入院について、何日まで保障されるのか?

    1回の入院について、何日まで保障されるのかを「1入院あたりの保障限度日数」といいます。30日・60日・90日・120日など、医療保険ごとに異なります。保障日数が長いほど保険料は高くなる傾向があります。一方、入院日数は短くなる傾向があり、病院で約83%、一般診療所で約91%以上が30日以内の入院になっています(※1)ので、60日程度あれば安心ですね。

    厚生労働省「平成29年 患者調査」

  • 通算して何日まで保障されるのか?

    保険期間(終身医療保険は死亡するまで)を通して、何日目まで保障されるかを「通算限度日数」といいます。これは、病気で30日入院し、しばらくたってからまた病気で20日入院し…というように給付金受取対象となる入院日数を累計していき、限度日数に達したら、それ以降の入院についての給付金は支払われないということです。730日・1000日・1095日など、通算限度日数は医療保険ごとに異なります。一生涯保障が続く終身タイプなら、途中で日数が足りなくならないよう、通算限度日数が多い方が安心ですね。

ここが大切!

医療保険にはさまざまな商品や特約がありますが、共通して言えるのは、保障が充実している分だけ保険料は割高になるということです。
保障の必要性と保険料を考慮して、ご希望にあった医療保険を選びましょう!

まとめ

各保険会社が販売している医療保険は、保障日数や支払期間、付帯できる特約などがそれぞれ異なります。何を重視したいかによって選ぶ商品はかわりますが、まずは人気の医療保険の保障内容を見比べてみてはいかがでしょうか。
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